© Reborn-Art Festival
血を受け取る
2 血で描く / 再び森へ
淺井裕介
ARTIST
淺井裕介
2 血で描く / 再び森へ
公開日:2021年3月29日
いかなる手段を使ってでも ものを描き続けようと思ったら、いつか自分は血で描くことになるんだろうと謎の覚悟はしていた、
しかし同時にそれは望まれないことのように思っていたし、その望まれないことを自分の制作基準である「気がついたら始まっていたくらいに自然な流れ」が必要だとしたら、血で描くことが自然ってそれってどこかに閉じ込められている時か無人島にでもいる時なのか、予期せぬ大量出血したときなんじゃないの? と気が滅入り、できるならそのタイミングは来なければいいくらいに思っていた。
Reborn-Art Festival 2019 への参加からの、小野寺さんとの偶然の出会いから、時間が動き出す、鹿の血をいただき、血との対話が始まる
土よりもずっと早く生きて変化をするそれは、陰陽で言えば間違いなく陰の部類に入るどうしても死の匂いが纏わりつく素材、描くことが不快に思うことなんて初めての経験、その中で命の力強さを感じ、一滴足りとも無駄にしたくないという思いで描いていく。 言葉になる / ならない感覚が交互にやってくるような、拒絶と融合、快と不快、喜びと悲しみ、矛盾した感覚で描き進めていく。
目を閉じると、鹿の生きていた森が見えてくる、餌を探し回る視線、
美味しそうな若葉、よく動く耳、草を踏む音、
鹿の目線、気付かぬうちに銃口がこちらを向く、銃声、集まる鳥達。
2019年の1回目の猟で撮った血で描いた絵22枚
2021年の2回目の猟で捕った血で描いた絵4枚
捕らえた鹿の角といただいた薬莢を使った立体作品4つ
ここから先は言葉による説明は無しにして、
作ったものをいくつか厳選し公開します。
鹿たちから受け取ったものが変化した作品をいつかどこかで生で見てもらえますように。
今後も開かれてしまった入口をゆっくりじっくり進みながら、
鹿との対話を続けていこうと思う。
2021年 東京にて
淺井裕介
YUSUKE ASAI
ARTIST
淺井裕介
2 血で描く / 再び森へ
公開日:2021年3月29日
ここから先は言葉による説明は無しにして、作ったものをいくつか厳選し公開します。鹿たちから受け取ったものが変化した作品をいつかどこかで生で見てもらえますように。今後も開かれてしまった入口をゆっくりじっくり進みながら、鹿との対話を続けていこうと思う。 …もっと読む
ARTIST
淺井裕介
1 — その日の日記
公開日:2021年2月11日
2019年11月15日 晴れ 石巻牡鹿半島7時集合 小野寺さんと鹿猟へ
野生の鹿から血液をペットボトルに約6本分採取 猟犬3頭を使った広範囲のグループ猟、午前午後と参加させてもらう、 一見多そうに見えても実際に引き金を引ける条件のそろった狩場は …
もっと読む
ARTIST
淺井裕介
序 — 何で描くのか?
公開日:2021年1月29日
絵描きとして描き続ける上で「何を描くか?」と言う問いよりも、実は物で溢れたこの時代に「何で描くか?」ということこそが重要で、その上で「どこで描くのか?」があり、その次になってようやく「何を描くのか?」と言う問いがやってくるものだと考えている … もっと読む
血を受け取る
ARTIST:淺井裕介
ARTIST:
淺井裕介
2 血で描く / 再び森へ
公開日:2021年3月30日
ここから先は言葉による説明は無しにして、作ったものをいくつか厳選し公開します。 鹿たちから受け取ったものが変化した作品をいつかどこかで生で見てもらえますように。 今後も開かれてしまった入口をゆっくりじっくり進みながら、鹿との対話を続けていこうと思う。 作品を見る
MAKE A BIOTOPE
ARTIST:志賀理江子
ARTIST:
志賀理江子
VOL.3 「たべるものをつくる」
映像:18分45秒
公開日:2021年3月28日
2020年11月にビオトープの池を掘る工事をした4ヶ月後2021年3月、牡鹿半島に春の兆しがやってきた。ビオトープは長い冬の間、湧き出る水や雪などによる水位を様々に変えた。 作品を見る
秋のコール猟と鹿肉を
昇華させる料理人たち
ARTIST:在本彌生+小野寺望
ARTIST:
在本彌生+小野寺望
『Vin et cuisine ヒヒヒ』 伊藤久之シェフ
公開日:2021年3月26日
宮城県内のレストランで活躍する料理人たちは、牡鹿半島の山の自然の現状を知り知識を深めるべく、小積の鹿肉処理場『FERMENTO』に度々集っている。 処理場周辺の環境を整えたり、鹿肉の解体を体験したりといった活動は、料理人の彼らが料理の現場で手にする肉の背景を知る絶好の機会だ。 作品を見る
秋のコール猟と鹿肉を
昇華させる料理人たち
ARTIST:在本彌生+小野寺望
ARTIST:
在本彌生+小野寺望
『Maruta』 石松一樹シェフ
公開日:2021年3月26日
Maruta は東京、調布の閑静な住宅街の中にある。 建物は決して小さくはないのだが洒落た邸宅といった佇まいで、街の景観にしっくりと馴染んでいる。 建物の裏手には広々とした菜園が広がっていて、ここで収穫される野菜やハーブが料理に盛り込まれる。 作品を見る
秋のコール猟と鹿肉を
昇華させる料理人たち
ARTIST:在本彌生+小野寺望
ARTIST:
在本彌生+小野寺望
『メツゲライクスダ』 楠田裕彦シェフ
公開日:2021年3月11日
鹿について学ぶ会が北海道は十勝の「MEMU EARTH HOTEL」で行われた。 フィールドでの小野寺さんの猟の様子を先の記事で紹介しているが、この時、鹿の精肉や加工について詳しくお話をしてくださったのが楠田シェフだった。 作品を見る
その後の物語
ARTIST:堀場由美子
ARTIST:
堀場由美子
風をとらえるもの #03
公開日:2021年3月9日
数年前から少しづつ、冬の渡り鳥の道であるフライウェイを巡り、観察しながら作品となる羽根を拾い集めています。小積にはじめて訪れたときに私が目にした光景も、渡り鳥から繰り広げられるものでした。 作品を見る
Cocoon
ARTIST:坂本大三郎+大久保裕子
ARTIST:
坂本大三郎+大久保裕子
Cocoon
映像:10分
公開日:2021年3月8日
遥かむかし、列島に海を渡ってやってきた人たちがいました。 彼らは金属を求めて、深い山々へわけいり、そこに山岳信仰がうまれました。作品を見る
やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる
ARTIST:津田直
ARTIST:
津田直
やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる
公開日:2021年3月5日
今季は Reborn-Art Festival 2019『やがて、鹿は人となる / やがて、人は鹿となる』の続編として、同タイトルを紐解くように、二年に亘って通い続けた東北への旅を通じて、綴ってきた言葉と写真を編み、発表します。 作品を見る
血を受け取る
ARTIST:淺井裕介
ARTIST:
淺井裕介
血を受け取る
1 — その日の日記
公開日:2021年2月22日
これは Reborn-Art Festival に参加した後に、これまで素材として向き合ってきた、マスキングテープ、現地の土、小麦粉、道路用の白線に次ぐ第5の素材、「鹿の血」との出会いの記録です。 テキスト、記録写真と制作物の作品の写真、動画などを此処で公開します。 作品を見る
MAKE A BIOTOPE
ARTIST:志賀理江子
ARTIST:
志賀理江子
VOL.2 「DIALOG IN THE FOG」
公開日:2021年2月20日
狩猟で仕留めた鹿を解体し、食肉として処理加工する施設『フェルメント』。その『フェルメント』の運営を仕切る食猟師小野寺望さんへのインタビューです。 作品を見る
その後の物語
ARTIST:堀場由美子
ARTIST:
堀場由美子
風をとらえるもの #02
映像:6分56秒
公開日:2021年2月18日
数年前から少しづつ、冬の渡り鳥の道であるフライウェイを巡り、観察しながら作品となる羽根を拾い集めています。小積にはじめて訪れたときに私が目にした光景も、渡り鳥から繰り広げられるものでした。 作品を見る
秋のコール猟と鹿肉を
昇華させる料理人たち
ARTIST:在本彌生+小野寺望
ARTIST:
在本彌生+小野寺望
エゾジカを追って 十勝でのコール猟。
公開日:2021年2月12日
秋の北海道、十勝地方に降り立った。 小野寺が彼の元に弟子入りした狩猟女子の遠藤まやさんを連れ、地元の猟師と共にこの地域でコール猟をすると聞き、撮影させてもらうことにした。 作品を見る
いつかあなたになる(2019)
ARTIST:坂本大三郎+大久保裕子
ARTIST:
坂本大三郎+大久保裕子
いつかあなたになる(2019)
映像:31分
公開日:2021年1月6日
この作品は、芸術や芸能のはじまりに触れようとする山伏の坂本大三郎とダンサーの大久保裕子によるプロジェクトです。 作品を見る
血を受け取る
ARTIST:淺井裕介
ARTIST:
淺井裕介
血を受け取る
序 — 何で描くのか?
公開日:2021年1月29日
これは Reborn-Art Festival に参加した後に、これまで素材として向き合ってきた、マスキングテープ、現地の土、小麦粉、道路用の白線に次ぐ第5の素材、「鹿の血」との出会いの記録です。 テキスト、記録写真と制作物の作品の写真、動画などを此処で公開します。 作品を見る
MAKE A BIOTOPE
ARTIST:志賀理江子
ARTIST:
志賀理江子
VOL.1 WHY BIOTOPE
November 2020
映像14分
公開日:2021年1月6日
2019年夏、リボーンアートフェスティバルにて制作された作品 “Post Humanism Stress Disorder” には、東日本大震災の津波の塩害によって枯れ、伐採される予定だった杉の木々と、産業廃棄物に指定された牡蠣殻が素材に使われています。 あれから1年半が経った今、それらを再利用し、牡鹿小積浜の鹿肉解体処理施設「フェルメント」の裏手にビオトープを作ることになりました。 作品を見る
その後の物語
ARTIST:堀場由美子
ARTIST:
堀場由美子
風をとらえるもの #01
公開日:2021年1月6日
数年前から少しづつ、冬の渡り鳥の道であるフライウェイを巡り、観察しながら作品となる羽根を拾い集めています。小積にはじめて訪れたときに私が目にした光景も、渡り鳥から繰り広げられるものでした。 作品を見る
秋のコール猟と鹿肉を
昇華させる料理人たち
ARTIST:在本彌生+小野寺望
ARTIST:
在本彌生+小野寺望
秋の牡鹿半島にて、コール猟に同行する。
公開日:2021年1月6日
昨年の小野寺さんの猟を追ってその様子を撮影していたのは春の終わりから夏にかけての時期。 今年は昨年とは時期を変え、鹿の繁殖期にあたる秋の一定期間だけに行われる「コール猟」に同行し、その様子を撮影した。 作品を見る
開催概要
Reborn-Art Festival 2021-22
— 利他と流動性 —
【 会期 】
オンライン : 2021年1月6日(水) 〜
夏 : 2021 年 8 月 11 日 (水・祝) ~ 2021年 9 月 26 日(日)
春 : 2022 年 4 月 23 日 (土) ~ 2022年 6 月 5 日(日)
※会期中メンテナンス日(休祭日)を設けます。
【 メイン会場 】
ー 夏 ー
2021年
石巻市中心市街地
牡鹿半島(桃浦、荻浜、小積浜、鮎川、and more...)
ー 春 ー
2022年
石巻地域
【 主催 】
Reborn-Art Festival 実行委員会
一般社団法人APバンク
【 助成 】
文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業
【 翻訳 】
hanare × Social Kitchen Translation(英語)
小山ひとみ、吴珍珍(中国語簡体)、陳 兪方(中国語繁体)
【 Web Direction 】
加藤 淳也
(PARK GALLERY)
この情報は2021年3月20日時点のものです。
新型コロナウイルスの影響等でやむを得ず変更する場合があります。
あらかじめご理解をいただければと思います。
最新情報は随時当ウェブサイトをご確認ください。