石巻を代表する飲食店の料理人と国内の著名な料理人が、石巻・宮城の食材をメインにセッションのように共に料理を作り上げていく企画。
お互いの食材の知識や調理技術を交換し、新たな学びや未来へ向けた繋がりを生むとともに、お客様にこの地の食の豊かさと、料理を通じた喜びと幸せを体感して頂けるディナーをご提供します。
※ 9月6日、16日、20日のセッションディナーは宮城県の緊急事態宣言の発令を受け、中止となりました。春会期への延期を検討しております
セッションディナーの会場は石巻の各店舗。ご予約は会場となるそれぞれのお店で受け付けます。いずれもドリンクは別料金です。
【 開催日・参加シェフ 】
・8月16日(月)満席
浜田統之「星のや」(東京)× 西條貴章「ciel étoilé」(石巻)
料理:コース料理5皿 ※構成については後日発表
料金:12,000円(税込13,200円)
会場:割烹 滝川
所在地:石巻市中央1-13-13
時間:①17:00〜 ②19:30〜
人数:各回15名程度
お問い合わせ:☎︎0225-90-4566(ciel étoilé)
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・8月24日(火)満席
手島純也「hôtel de yoshino」(和歌山)× 阿部久利「お食事・仕出し 松竹」(石巻)
料理:コース料理5皿(アミューズ / 前菜 / スープ / メイン / デザート)
料金:12,000円(税込13,200円)
会場:お食事・仕出し 松竹
所在地:石巻市中央二丁目7-23
時間:17:00〜 一斉スタート
人数:20名
お問い合わせ:☎︎0225-96-4896(お食事・仕出し 松竹)
———-・8月30日(月)
渡辺幸樹「大鵬」(京都)× 柏山寛大「味彩しん家」(石巻)
料理:アラカルトメニューのみ
会場:お食事・仕出し 松竹
所在地:石巻市中央2-7-23
時間:17:00~19:00(要予約)
人数:20名
予約:☎︎090-9034-9593(味彩しん家)
※受付時間は12:00〜17:30(日曜定休)
※ 宮城県の緊急事態宣言の発令を受け、中止となりました。二人の料理の一部は同日の昼、リボーンアート・ダイニングのアラカルトメニューとして提供されます。詳細はこちら
———-・9月6日(月)満席
野田雄紀「kiki harajuku」(東京)× 木下智也「割烹スタンド 松ばる」(石巻)× 及川慶造「中国料理 寿」(石巻)
料理:コース料理6皿程度
料金:10,000円(税込11,000円)
会場:お食事・仕出し 松竹
所在地:石巻市中央2-7-23
時間:17:00〜
人数:10名
予約:満席のため受付を終了しました。
キャンセルが出た場合はRAFのSNSにてお知らせします
※ 中止
———-・9月16日(木)
坂本健「cenci」(京都)× 阿部司「割烹 滝川」(石巻)
料理:コース料理6皿(前菜 / お造り / 煮物椀 / 焼き物・揚げ物 / ご飯もの / デザート)
料金:12,000円(税込13,200円)
会場:割烹 滝川
所在地:石巻市中央1-13-13
時間:①12:00〜 ②17:30〜
人数:①15名 ②20名
予約:☎︎050-5486-3572(割烹 滝川)
※受付時間は10:00〜20:00(日曜定休)
※ 中止
———-・9月20日(月)満席
太田哲雄「LA CASA DI Tetsuo Ota」(長野)× 渡辺千晶「Trattoria del centro nuovo」(石巻)
料理:コース料理3〜4皿
料金:6,500円(税込7,150円)
会場:trattoria del centro nuovo
所在地:石巻市中央2-7-10
時間:①17:00〜 ②19:30〜(入替制)
人数:各回20名
お問い合わせ:☎︎080-9258-9771(trattoria del centro nuovo)
※受付時間は11:00〜17:30 (月曜定休)
※ 中止
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※ キャンセルポリシーについては、上記の石巻の各開催店舗にお問い合わせください
【 参加シェフプロフィール 】
※ 開催日順
浜田統之
星のや東京 ダイニング(東京)料理長
1975年生まれ。鳥取県出身。18歳からイタリア料理の世界で腕を磨き、24歳でフランス料理に転身。2004年「ボキューズ・ドール国際料理コンクール 日本大会」では史上最年少で優勝し、2010年「ル・テタンジェ国際料理賞コンクール・ジャポン」3位入賞、2012年「ボキューズ・ドール国際料理コンクール アジア大会」準優勝、2013年「ボキューズ・ドール国際料理コンクール フランス大会本選」では世界第3位となるなど受賞も多数。2014年農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」受賞、フランスにて料理本を発売。2016年からは「星のや東京」料理⻑として、日本の食材とフレンチの調理技法を融合した独創的なコース料理「Nipponキュイジーヌ」を提供、2020年7月より発酵食材に焦点をあてた「Nipponキュイジーヌ 〜発酵〜」を提案している。
西條貴章
Ciel étoilé(石巻)シェフ
1973年石巻生まれ。福島のホテルプルミエール箕輪や名古屋マリオットアソシアホテル、ビストロなどで研鑽。東日本大震災後の2012年に独立し、「Ciel étoilé(シエル エトワレ)」をオープン。地元や県内産の食材を中心に、広いニーズに応える料理をモットーに店作りをしている。
手島純也
hôtel de yoshino(和歌山)料理長
1975年山梨県生まれ。19歳より地元レストランで修業を始める。2002年渡仏し、パリ「ステラマリス」にて吉野建シェフに師事。その後5年に渡りパリを中心にミシュラン三ツ星、二つ星、一つ星レストラン、ビストロ、下町のカフェなどで経験を積み、幅広くフランスの料理と文化を学ぶ。2007年2月に帰国し、芝パークホテル内「レストラン タテル ヨシノ 芝」料理長に就任。そして、同年9月、和歌山「hôtel de yoshino」料理長に就き、日本全国からお客を集める人気店にする。2020年フランス料理の技術本『フランス料理 王道探求』(柴田書店)を出版。現在、世界的に見てオートキュイジーヌ(高級料理)では国の料理でなく「個」の料理が主流となっているなか、日本人であるにもかかわらずあえて「フランス料理」にこだわり、日々「美味しいとは何か」を模索中。
阿部久利
お食事・仕出し 松竹(石巻)店主
1972年生まれ。宮城県石巻市出身。石巻市の老舗旅館「阿部新旅館」の14代目。明治大学卒業後、服部栄養専門学校を経て、「日本料理 菱沼」(東京・三田)にて調理技術とワインの知識を学ぶ。その後、数軒の料理店で研鑽を積み、2001年に家業を継ぐため帰郷。2007年に「松竹」店主に就任。先代からの味を継承しつつ、地元の食材を積極的に取り入れ、素材の魅力を最大限伝えるべく日々チャレンジを続けている。
渡辺幸樹
大鵬(京都)二代目シェフ
1981年生まれ。京都出身。京都の中国レストラン「楼蘭」ほか数軒のレストランで研鑽したのち、2009年大鵬に戻るが、現地の中国料理を学ぶため四川などで再び研修。2014年に大鵬をリニューアルし、ワインなどを扱うことをきっかけに自然環境問題に目覚める。農業、畜産、漁業の抱える課題を身近で現実的なものとして捉え、他店が使わない食材や部位などを積極的に取り入れ、「可能な限りもったいないを無くす」をコンセプトに食品ロス削減に努める。また、本当に安心なもの、作り続けることで地球環境への負荷が少なくなるような食材を、中国料理の技法や日本の風土、アイデアを活かして調理し、提供している。
柏山寛大
味彩しん家(石巻)調理師
1993年生まれ。宮城県石巻市出身。石巻蛇田中学校、石巻商業高等学校卒業。卒業してすぐに実家の家業である「味彩しん家」に入店。中学、高校時代に両親の勧めで「割烹 滝川」、店舗移転時には鮎川方面でわかめ、かき、ほやなどの養殖業のアルバイトを経験。
野田雄紀
kiki harajuku(東京)オーナーシェフ
1983年生まれ。静岡県出身。「ボンコラージュ(Bon courage)」(焼津)で研鑽を積み、2004年に渡仏。「Restaurant Le Taillevent(タイユヴァン)」(パリ)で修行を積み、2007年に帰国。「LUGDUNUM Bouchon Lyonnais(ルグドゥノムブションリヨネ)」(神楽坂)のスーシェフを務め、2011年にkiki harajukuをオープン。果物や発酵を取り入れた創作料理を提案している。
木下智也
割烹スタンド 松ばる(石巻)店主
1988年生まれ。宮城県石巻市大川地区出身。北上川河口にある長面浦など豊かな海に囲まれて育ち、実家の旅館「松原荘」を継ぐため県内のホテルで日本料理の修行中に被災。実家も流出。現在は松原荘の再建を目指し、自ら海へ出て漁業にも挑戦しながら、石巻市内中心部にて「割烹スタンド 松ばる」を営む。地元の食材を使い、季節を感じてもらえる一皿とその料理に寄り添った酒で、石巻にしかない食の楽しみ方を提供している。
及川慶造
中国料理 寿(石巻)オーナーシェフ
1977年生まれ、宮城県石巻市出身。料理人の父の影響を受けて、同じ道へ。中国名菜銀座アスター(東京)にて研鑽を積み、2004年に父の後を継ぎ「中国料理 寿」としてオープン。手作りの調味料や、石巻市の海鮮など地元の食材を軸に、体に優しい中国料理を提供している。
坂本健
cenci(京都)オーナーシェフ
1975年京都府生まれ。大学在学中に欧州旅行でイタリア料理に出合い、料理人の道へ。京都の「イル・パッパラルド」で修業後、2002年笹島保弘シェフの独立に伴い「イル・ギオットーネ」(京都)に移籍。以後、笹島氏の薫陶を受け、9年間料理長を務めるなどして独立。2014年12月、京都・岡崎に「cenci(チェンチ)」を開業。複雑な構成でありながらも、味わいはシンプルに、素材感をきちんと感じられる皿であることを大切にしている。全国の生産者とのネットワークを駆使しながら新しい料理を生み出し、注目を集める。
受賞歴
2019年 ゴ・エ・ミヨ 明日のグランシェフ賞
2019年 農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」ブロンズ賞
2021年 アジアのベストレストラン50 91位
阿部司
割烹 滝川(石巻)店主
1972年生まれ。宮城県女川町出身。調理師専門校卒業後、関東方面で修行。帰郷し、家業の水産加工事業に従事しながら、滝川の調理部を兼務。2011年、滝川4代目に就任。小中学校で郷土料理の授業を行うなど、地元の食文化を保存、発信する活動を行っている。石巻の身近な郷土料理を伝える本『たべる つくる 石巻』(春夏版/秋冬版)のレシピの聞き取り、調理再現を担当。石巻芽生会会長
太田哲雄
LA CASA DI Tetsuo Ota(長野)シェフ
1980年、長野県北安曇郡白馬村生まれ。19歳でのイタリア留学をきっかけに料理の道へ。日本での修業後、スペイン「エル・ブジ」、ペルー「アストリッド・イ・ガストン」など、街場から一流店、セレブのプライベートシェフなど通算11年の料理経験を積む。その後、現地の食文化を学びに入った南米・アマゾンで、クリオロ種を無農薬栽培で育てるカカオ村に出会う。以降、直接カカオを買い付けて国内外のシェフへ卸す、フェアトレード・ビジネスをスタート。これまでの経験は書籍に、アマゾンへの旅の様子はドキュメンタリーDVDにもまとめられている。2019年8月には、長野・軽井沢に自身のラボ兼レストラン「LA CASA DI Tetsuo Ota」をオープン。現在は長野の食材を使った料理作りやアマゾンカカオの普及、企業の商品コンサルティングなど、幅広い活動を続けている。
渡辺千晶
Trattoria del centro nuovo(石巻)オーナーシェフ
1982生まれ、宮城県出身。宮城調理師専門学校を卒業後、東京のホテルのイタリアンレストランなどで経験を積み、イタリアの文化や生活を自分自身で実際に感じたいと思い2008年に渡伊。2010年に帰国後、東京・南青山のイタリアンレストランへ。2012年にオファーを受けシンガポールへ渡り、スーシェフ、ヘッドシェフとして日本の食材を使用したジャパニーズイタリアンを現地のスタッフに教える。帰国後、2018年に地元・石巻にて「trattoria del centro nuovo」を開業。現在は、イタリアンをベースとした多国籍料理で研鑽を積んだシンガポールでの経験を活かし、地の旬の食材を取り入れた自分らしい創作料理を提供している。